先月から、薪ストーブ生活を始めました。
薪ストーブは、夫がずっと欲しがっていたもの。
この度、念願叶って、導入することができました。
選んだのは、
バーモントキャスティングス社(アメリカ)の「
アンコール」です。
ちなみに、
「暖炉」と「薪ストーブ」の違いですが、
・「暖炉」は炉が開放されていて、炎を直に眺めて楽しむもの。(暖房性能は低い)
・「薪ストーブ」は、炉に扉(ガラス)がついた、暖房効率を高めたもの。
薪ストーブ屋さんの話によると、別荘に暖炉をつけたものの、部屋が暖まらないので、薪ストーブに買い替えた、という人もいるんだとか。
薪ストーブ、かなり暖かいです。
これ1台で、LDK、和室、2階全室が暖まるのでかなりのハイパワー。
(二世帯なので、薪ストーブのあるリビングから離れた、両親のスペースまでは十分暖気はいきません。間取りと部屋数の問題もあり、うちの場合は、薪ストーブ1台で、家の7割くらいのスペースの暖房がまかなえる感じです)
薪ストーブ使い始めた頃は、薪を入れすぎて、家全体が暑くなってしまうこともありました。「猛暑再来?!」なくらい・・・
◆薪ストーブのメリット・デメリット
・部屋全体がじんわりと暖かい
前述しましたが、薪ストーブ1台で広範囲を暖められます。
全体的に、ポカポカと柔らかい暖かさ。
夜通し焚き続けられるものなので、2階の寝室も朝まで暖かいです。
(うちは吹き抜け。シーリングファンと併用)
・炎を楽しめる
扉がガラスタイプの薪ストーブなので、炎を眺められます。
この、炎を楽しめるというのも薪ストーブの最大の魅力なのだと思います。
夜、テレビを消して、薪ストーブの前でゆったり過ごす時間も多くなりました。
・薪ストーブクッキングが楽しめる
思っていた以上に楽しいのが、薪ストーブでの料理。
薪ストーブの火力は十分だし、火力調節もできるんですが、IHやガスコンロと違って、スイッチひとつで瞬時に作業できるものではなく、薪の入れ加減だとか、エアコントロールといったプロセスが必要となるんですが、それすらも楽しく感じるほど、薪ストーブ料理の魅力は大きいです。
焚き続けてさえいれば、煮込み料理し放題だし(笑)、当然、焼いたり、炒めたりもできる。
ピザも、炉内で、わずか3〜4分。
先日は、薪ストーブで焼き鳥も焼いてみましたが、これがまた美味しい!この話はまた後日・・。
↑薪ストーブで焼き芋も焼けます。
灰受けの中に濡らした新聞紙+アルミで包んださつまいもやじゃがいもを入れて。
(写真は慣らし運転時。薪ストーブ屋さんに教えてもらっているところ)
・IHの出番が減る
主婦目線なので、どうしてもこういところにメリットを感じるのですが、薪ストーブをつけている間は、IHで料理をすることが激減しました。
せいぜい、朝、お弁当の卵焼きを作るときとか、どうしても急ぎで料理しなくてはいけないときぐらい。
まだ、薪ストーブ料理をはじめたばかりなので、電気代が出ていないのですが、光熱費がどのくらい下がっているのか、ちょっと楽しみです。
・洗濯ものが室内干しであっという間に乾く!
これもまた、主婦目線の話ですが。。
地域柄(?)、秋以降は洗濯ものを外に干しても、よほど天気が良いときでなければ、なかなかすぐにはカラっとは乾いてくれません。
が、薪ストーブを入れてから、暖気で室内干しであっという間に乾いてくれます。
夜、寝る前に2階に干すと、朝方、ほとんど乾いています。
ジーンズやコーデュロイのような厚手のものも、一晩で8〜9割くらい乾き、午前中の早いうちに完全に乾ききります。
◆デメリット
・本体+設置にお金がかかる
イニシャルコストが安くない。
機種にもよるんですが、本体50〜60万円というだけでも最初びっくりしたんですが、プラス、煙突と設置の料金が、本体価格と同じくらいかかります。
ちなみに、薪ストーブ自体の耐久年数は大体30年だとか。
毎年、4万円の石油ファンヒーターを30年間に1台ずつ買い続けるのと同じくらいのイニシャルコストになります。
うちの場合は、暖房器具としての選択よりも、「娯楽」の要素としてとらえての購入でした。
・薪の入手
一般的には、薪の入手は容易ではないと思います。
うちの場合は、夫の知り合いの沢山の方々のご厚意で、薪を大量に入手できたのと、薪入手ルートがあるので、薪そのものにはお金はかかっていないのですが、これを全て買うとなると、ランニングコストも安いものではないと思います。
地元テレビでやっていた薪ストーブライフを送っている人の薪代の話、薪を買っている知り合いの話を聞く限りでは、薪代に月3〜4万円はかかっている人も。。。
もちろん、週末のみ焚くとか、夜だけ焚くとか、もしくは24時間焚き続けるといったように、使う薪の量にも違ってきますし、寒さ具合(こちら雪国)にも関係してくるでしょうし、そもそも、薪の価格もお店によって違うでしょうから、一概にいくらとも言えないのかもしれませんが。。
ちなみに、去年まで、旧宅(LDK28畳)での暖房代(灯油)は月1万円ちょっとでした。
・薪割り
周りの人たちは皆言います。「薪ストーブって憧れるけど、薪割りは無理だ・・・」と、、。
私も男だったら、多分、薪割りはしたくないと思います。笑
うちの夫は、もともとDIYが好きだったのと、薪ストーブのためだったら、薪割りも苦じゃない、という人だったので、去年からせっせと薪を集め、薪割りに励んでいますが、こういった手間も趣味のひとつとしてとらえなければ、大変な作業かもしれません。
・乾燥する
やっぱりどうしても、室内が乾燥しやすいです。
対策としては、薪ストーブの上にやかんをかける。
2階ホールには、ボネコの加湿器を置いています。(あとは、洗濯ものを室内干しにしているのも、対策のひとつになっているかも)
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薪ストーブ炉台をDIY